本県の養護教諭は、経験年数10年未満の方が約4割を占めており、今後もこの傾向が続くことが予想されるなか、少子化に伴う学校の統廃合が進み、県内の養護教諭の人数も減少傾向にあります。さらに、児童生徒の健康課題は多様化・複雑化が進み、養護教諭に求められる役割も増えていく・・。その対応に、経験の浅い養護教諭のみなさんをはじめ、多くの養護教諭の仲間が悩み、立ち止まってしまう時もあるのではないでしょうか。
「後継者支援ボランティア事業」は、支部・ブロックの枠を超えて相談解決できるよう、ご協力いただいた現職並びに退職された経験豊かな養護教諭や、この事業へのご理解をいただいた有識者等の方々に、サポートいただくものです。経験年数の浅い養護教諭だけでなく、県内の養護教諭ならどなたでも相談することができます。
会員個人で相談する、支部ブロック単位で相談、研修会の講師を依頼したい・・・などなど、多くの会員の皆様にご活用いただきたいと思います。
『「後継者支援ボランティア事業」登録者名簿〈会員用〉』をご覧ください。
現職の先生に相談したい場合
勤務時間内に勤務校へ電話で相談を申し込んでください。
退職された方に相談したい場合
支部・ブロックの評議員または常任委員から、相談をしたい登録者の連絡先をお聞きになり、その後電話で相談を申し込んでください。
Q1. どのような事業ですか?
A1.
本事業は、多様化・複雑化する児童生徒の健康課題や日々の執務の問題に対面している養護教諭を支援するため、主旨に賛同いただいた有識者等や経験豊かな養護教諭に相談に乗っていただき、サポートいただくものです。
また、養護教諭としての必要な資質を培い、力量を高めることを目的としています。
年齢、経験年数に関わらず気軽にご相談ください。
Q2. この事業を利用できるのは誰ですか?
A2.
県内の養護教諭又は養護助教諭の利用を考えております。
個人での利用はもちろん、各支部・ブロックなどの団体でもぜひご活用ください。
Q3. どのような活用法がありますか?
A3.
例えば、保健教育に関すること、性に関する指導、相談活動やカウンセリング、歯科指導、救急処置、発達障がいに関することなど、養護教諭の執務全般に関しての相談や、研修会・講演会の講師、研修会でのコーディネーターなどが考えられます。
登録者名簿に、得意・指導分野が記載されていますので、参考にしてください。
Q4. どのような方が登録されていますか?
A4.
現役・退職を問わず経験豊かな養護教諭、主旨に賛同いただいた有識者等に登録いただいております。
毎年「後継者支援ボランティア登録者名簿」を作成し支部・ブロックにお知らせしています。
Q5.この事業の利用状況を教えてください
A5.
令和4年度の利用者数は15名(2.0%)、令和5年度の利用者数は22名(2.9%)でした。
年代では50歳代での活用が最も多く、次いで30歳代、経験年数では、30年以上の方が最も多く、次いで10年未満の方と、年代や経験年数に関係なくご利用いただいています。
本事業をさらに活用していただけるよう、職務検討委員会等で検討し、システムを構築していきたいと考えております。活用に関してアイディアをお持ちの方は、本部役員へご連絡ください。
Q6.相談したいことがあるときはどのように利用すればよいですか?
A6.
電話により相談を申し込むことを基本としておりますが、具体的な方法については、双方の話し合いで決めていただきます。
詳しくは、ページ上部の相談方法をご覧ください。
Q7.電話での相談はできますか?
A7.
相談に乗っていただける先生のご都合がありますので、直接ご本人にお尋ねください。
Q8.個人で相談しても大丈夫ですか?
A8.
もちろん大丈夫です。個人・団体を問わず、支部・ブロックの枠を超えて相談し、解決していけるようサポートいただくものです。
Q9.支部・ブロックで講演をお願いしたいと考えています。謝礼や旅費など、どのように手続きをしたらよいですか。
A9.
名前に「事業」とついてはいますが、県養護教諭部会としての予算はついておりません。
登録者の方には、ボランティアとしてご協力をいただいております。
大変申し訳ありませんが、講演の依頼や研修会などで講師としてお呼びする場合は、通常の講師派遣申請をしていただくことになります。
Q10.日当や旅費、勤務体制はどうなりますか?
A10.
Q9の回答と同じで予算はついておりません。日当や旅費が発生する形での依頼は、通常の講師派遣申請をしていただくことになります。
なお、名簿登録いただいた現役の先生の所属長へ、ご協力いただけるよう、この事業の趣旨に関する文書を送付しております。
Q11.お忙しい気がして恐縮してしまいます。気軽に相談しても大丈夫ですか?
A11.
この事業にご理解ご協力いただいた先生方です。気軽に相談していただいて大丈夫です。
Q12.名簿登録者に年齢制限はありますか?
A12.
特に年齢制限は設けておりません。
Q13.名簿登録者として協力したいのですが、どのように申し込めばよいですか。
A13.
毎年2月中旬頃から3月にかけて、各支部・ブロックの評議員の方から、次年度登録について周知し、登録のご意向をお伺いしております。また、ご退職された方等へは個別にお声かけをしていただいております。
ご協力いただける場合には、各支部・ブロックの評議員の方へお申し出ください。
なお、年度途中の名簿登録も可能です。
Q14.退職者等の名簿登録者へ部会からの情報提供等はありますか。
A14.
ご希望をいただいた方へは、個別に本部会のホームページをご案内しております。
ご希望される場合は、本事業の問い合わせ先までご連絡ください。
また、登録されている方(退職者等)へは、隔年で開催している研究大会へのご案内をお送りする予定です。
「チーム福島」として一致団結し、後継者となる先生方を仲間同士でサポートし支えあっていけたらと思います。将来を担う福島の子ども達のためにも貴重な財産を受け継ぎ、力量を高めてまいりましょう。
平成26年度から運用を開始し、10年が経ちました。今後も多くの方にご利用いただけるよう改善していきたいと思います。ぜひ、ご活用いただき、お気づきの点があればご意見ください。
職務検討委員会
委員長 鈴木史恵
郡山市立柴宮小学校
TEL 024-945-3013