福島県学校保健会養護教諭部会長 小林 恵子
この度、福島県学校保健会養護教諭部会の会長を務めることになりました小林恵子と申します。歴史ある本部会の会長職を引き継ぐことは、私にとって重責であり、身の引き締まる思いでおります。微力ではございますが、会員の皆様にご協力をいただきながら、本部会を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。そして、今回の役員改選に伴い、前会長の大木亮子先生をはじめ、これまで本部会の役員としてご尽力いただきました方々に、厚く御礼申し上げます。
さて、本部会は現在700名を超える会員により構成されておりますが、少子化に伴う学校の統廃合等により、県内の養護教諭の人数は減少傾向にあります。また、年齢が50代以上の養護教諭の割合が全体の34.9%(令和5年度会員調査結果)を占めており、10年後、20年後を見据え、本部会の運営と活動を検討していく時期にあることを実感しております。
「本部会ならでは」の活動としては、各校種の実践発表の場である『研究大会』、現職及び退職された経験豊かな養護教諭や事業へのご理解をいただいた有識者からのサポートをいただける『後継者支援ボランティア事業』、毎年調査・分析をし、日頃の執務に役立てることができる『養護教諭の執務に関する調査』があります。先輩方から引き継いだものをさらにより良くするとともに、時代に合わせた運営方法に見直し、新たな視点を取り入れながら、持続可能な部会へと変革を図っていきたいと思います。
令和8年度には、コロナ禍が明けて久しぶりに参集型の研究大会の開催を予定しております。校種の枠を越え、全県の仲間が顔を合わせ、仲間とともに学び合う貴重な機会となることを期待し、すでに常任委員の先生方を中心に準備を進めております。「私たちの研究大会」となるよう、若年層も、ベテラン層も、協力し合い、全会員で作り上げていきましょう。
本部会が会員皆様の学びを深め、会員相互の親睦を深めることのできる場となることを願っております。
「チームふくしま」として力を合わせ、本部会のさらなる充実発展のために、会員の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
前福島県学校保健会養護教諭部会長 大木 亮子
令和5年度から2年間、会長として大変お世話になりました。令和7年度の評議員会において小林恵子新会長が選任され、会長職を引き継がせていただきました。会長職という大役を無事務めることができましたのも、評議員・常任委員の先生方、本部役員の先生方のご支援、そして会員の皆様のご理解とご協力があったからこそと、心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が発生してからの3年間は、会議や活動が制限され、部会としてもそれまでと同じような活動を行うことはできませんでしたが、ホームページ「絆」を利用したWeb開催の研究大会、メールや共有ドライブの活用など、新たな視点で様々な方法を考えていくきっかけともなりました。同時に、これまでの部会の歩みを振り返る機会ともなり、養護教諭の先輩方が築き上げてきた大切な思いをつないでいかなければと再認識いたしました。
研究大会は、第40回大会は新型コロナウイルス感染症の影響により中止、第41回大会、第42回大会はWeb開催という状況が続いておりましたが、令和8年度は、数年ぶりの参集型となる第43回研究大会が予定されております。数年ぶりの参集型ということで、わからない点や疑問に思うことが多々出てくるかもしれません。しかし、たくさんの意見を出し合って話し合うことで、良い方法や解決の糸口が見えてくるのではないかと思っております。様々な意見や知恵を出し合い、意義のある研究大会が開催できますよう、会員の皆様のご協力をお願いします。
これまでご指導いただきました福島県教育庁健康教育課の先生方を始めとした関係機関の皆様方に心より感謝申し上げますとともに、福島県学校保健会養護教諭部会のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。